《自分のカラダのバロメーター》

「基礎体温を測る」。
これは妊活に関係なく、女性が自分のカラダと向き合うなら、まず始めに行ってほしいこと。
基礎体温は、一番わかりやすいバロメーターだと思います。
朝一番の体温を数字で表してくれることで、その日のカラダの状態がわかる、そして継続し、グラフにしていくことで、自分のカラダのリズムがわかる。
それだけじゃない。
女性にとって大事な、女性ホルモンのバランスまでわかってしまう。
自分のカラダについて知るのに、基礎体温を測ることほど、始めやすいし続けやすいものはないんじゃないかなぁと思ってます。
私は二十歳になった頃から測っているので、みんな測っているものだと思っていました。
ですが、この活動を始めてほとんどの方が測っていない、測ったことがないと知ったときは衝撃でした。
《面倒なことはなかなか続かない》

基礎体温を測ったことがない方に理由を聞いてみたところ、
・測り始めるきっかけがなかった
・朝一番に測らないといけないから、忘れて続かなそう
・グラフにするのが大変
などなど、みなさんなりに理由がどんどん出てきました。
どれもわからなくはないものばかり…
私も測り始めたきっかけは、生理不順で婦人科へ受診したことがきっかけでした。
私の経験からお話すると、婦人科でまず始めに言われることが、
「基礎体温は測ってますか 測っていないなら、まずは3ヶ月続けて測ってグラフにして持って来て下さい」
これはどこに受診しても間違いなく聞かれます。
なぜかは、上記でお伝えした通り、「基礎体温は一番わかりやすいカラダのバロメーター」だから。
正直、風邪などの一過性の状態と違って、婦人科の疾患は日々の積み重ねの症状が多いです。
妊娠しやすさも、その日その日の状態ではないことは、わかりますよね。
なので、問診だけでは判断出来ないことがほとんど。
毎日検査を続けて状態を把握していくことも、難しいですよね。
そこでやはり一番わかりやすいバロメーターが「基礎体温」なんです。
《基礎体温ってどうして起床時に測るの?》

では、なぜ朝一番に測らないといけないのでしょうか?
基礎体温とは、朝目覚めた後、身体を動かす前の最も安静時の体温のこと。
体温はほんの微妙な動きで変わってしまいます。
ですので、出来るだけ毎朝同じ時間に枕元で寝たままの状態で測定することが望ましいです。
ですので、基礎体温を選ぶのにも
・目覚まし機能がついているもの
・メモリー機能がついているもの
がベストだと思います。
どうしても朝は続かない・・・という場合は、夜寝るときに横になってしばらく深呼吸をして落ち着いてから測定することをおすすめします。
できたら毎日同じ時間に同じ条件で測定することが望ましいです。
《測ってグラフにするのが面倒くさいよね》

そしてみなさんが一番続かない理由が、
「グラフにするのが大変そう」
これは私も今だ嫌(笑)
ただ測るだけでは、数日の状態は把握出来ても、正確にはわからないもの。
グラフにしてはじめて、目で見て自分のカラダの状態がわかります。
特に、赤ちゃんを望んでいる方にとっては、排卵時期は目安にしたいもの。
私の経験上、これはグラフにしていかないと把握しにくい。
基礎体温計にも、簡単なグラフ機能がついているものもありますが、やはりあくまで目安。
自分で折れ線グラフにした方がより正確だと思います。
最近は、アプリで簡単にグラフにしてくれるものもたくさんあります。
ただ、病院ではアプリのグラフは見ていただけません。(実は私、一度怒られた経験があります )
紙媒体の方が分かりやすいようです。
病院受診を検討している時期、ぜひグラフ用紙に記入していきましょう。
薬局にて、基礎体温表は売っています。
病院受診の予定がなく自分で把握したい場合は、アプリで十分です。
アプリはメモリーのバックアップ機能もありますし、後から基礎体温表に記入したい場合も、アプリを見ながらも可能なのでまずはアプリからスタートしてもいいですね。
基礎体温を測ることの重要性は伝わりましたか?
よく、「基礎体温は、妊娠を望んでいる人が測るもの」と思っていらっしゃる方がいますが、それだけではありません。
カラダのバロメーターです。
私はせめて月経がある限り測るべきものだと思っていますので、初経を迎えたと同時に測りはじめて欲しいし、閉経を迎えるまで続けて欲しいと思います。
きっと初経時期のホルモンの乱れや、更年期の乱れなども、基礎体温を測っていくとご自身である程度把握出来、対処出来ることが見つかるのではと思っています。
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